仕事の採用面接を受けるとき、不安と緊張が大きいと思います。そもそも何分前に行けばいいの?どうしたら採用してもらえるんだろう?そんな疑問にお答えします。
僕の会社では現在、中途採用しか行っていないので、新卒採用試験を受けようとする方にはマッチしないかもしれませんが、基本は同じはず。
結論から言いますが、小さいころに教えられた基礎基本を大切にすることです。その場限りの手法やテクニックだけではやはり見抜かれてしまいます。
そもそも面接は何分前に会社に到着すべき?
面接当日に一番初めに迷うポイントじゃないかなと思います。ちなみに遅刻は論外です。
受付から面接会場が遠いなど、採用面接を受けようとする会社の物理的規模にもよると思いますが、目安と思ってもらえればと思います。
実はマイナスポイント!早すぎる来社は面接官を困らせる
僕も社会人になって気づいたことですが、アポイントの時間よりかなり前に来社されると非常に困る。時間で言うと予定の15分、20分前とか。その時間まで待ってもらえばいいという話なんですが、その人の時間を待ってもらうのも気が引けるので、対応する。→予定が狂うということが起きます。特にアポイントの時間までに終わらせたい仕事があるときは困り顔です。
何でも早いのが良いと思いがちですが、早すぎるのは逆に良くない。実は違和感を感じる1つのポイントだったりします。
5分~10分前くらいがちょうどいい
面接官も予定の5分~10分くらい前になると、そろそろ来るかな?と心の準備を始めるころ。そのタイミングで来社すると自然なタイミングで面接に進むことができると思います。
採用担当者もベストタイミングだと思っていることでしょう。
基本が一番大切
面接時に大切なのは、実は小さいころに教えてもらったことだったりします。
- 元気よく挨拶をしましょう
- 間違えたらごめんなさいと言いましょう
- ありがとうと言いましょう
- 相手のことを思いやりましょう
上のリストのようなことです。当たり前のことだと感じるかもしれませんが、意外にできていない人が多いです。基本の中から、特に大切だと思う事を3つお伝えできればと思います。
清潔感のある身だしなみ
第一印象は3秒で決まると言われています。ぜひ身だしなみに誇りをもって面接に臨みましょう。といっても特別なことはなく、清潔感のある身だしなみということです。
チェックポイントとして下記に書いておきます。
- 指先はキレイか(爪は伸びていないか)
- 髪は整えてあるか・寝ぐせはついていないか
- 鼻毛は出ていないか
- シャツ・スーツ・身に着けているものに不適切なシワがないか
- 靴は汚れていないか・磨かれていれば尚良い
- メガネが曇ってないか
こんなところだと思います。どれも重要なのですが、僕自身は特に爪が整えられているかを見ます。爪が整えられている人って、仕事面でもきっちりとしている印象があります。そう感じませんか?
面接時に見られるポイントはいくつかありますが、上のチェックポイントを気を付けていれば、採用担当者に「ん?」と違和感を感じられることはないと思います。
元気に気持ち良いあいさつをする
元気な気持ちの良いあいさつがあると、お互いに気持ち良く面接をスタートできるものです。面接に臨む時はやはり緊張しているもの。緊張していると声のトーンも低くなりがちだと思います。そこで元気よく大きな声を出してみる(限度はありますが..)とプラスに働くと思います。
またこれは僕の持論ですが、誰かに会って初めのあいさつは「相手に心を開く行為」だと思っています。心を自分から開くことによって、相手も心を開くということ。気持ちの良いあいさつで面接官の心を鷲づかみにしてしまいましょう!ということです。
相手の目を見て会話する
相手の目を見て会話することが苦手な人もいると思います。もしかしたら高いハードルかもしれませんが、とても重要なポイントです。
なぜかと言うと、会社は人と人との関係で出来ています。最低限、「報告・連絡・相談」といったコミュニケーションをとることで動いています。面接のとき、目を見て会話できないと「コミュニケーションとるのが苦手なのかな?」と思われてしまいます。
ちなみに「目を見ての会話が苦手な人は、相手の口元を見て話しましょう」と言われますが、あれは視線が口元だとすぐわかるので、正直やめた方が良いと思います。違和感ありです。
でもやっぱりどうしても苦手という人に、目を見て話すメリットをお伝えしようと思います。目ってその人の感情が現れる部分なので、ある程度ですが、相手がどう思っているか読み取れると思います。ちょっと考えるような目をしたら、「説明が足りなかったかな。」とかその時に判断できる材料になると思います。とっさの判断って難しいですが。。
ぜひ自然に目を見て面接に臨んでもらえたらと思います。
面接のプレッシャーから緊張してしまう
「ちゃんと質問に答えられるだろうか?」「苦手な質問があったらどうしよう」「緊張していることばれたらどうしよう」「噛んじゃったらどうしよう」このように考えれば考えるほど緊張してしまうものです。ところで緊張することって、ダメでしょうか?
答えは、緊張は問題ではありません。
緊張していてOK
面接時に緊張していること、それが相手に伝わること、実はそんな悪いことじゃないです。少なくとも、緊張していることが原因で不採用ということはないと思います。なぜかというと、その会社で働きたいという熱意が緊張の原因だからです。
ただ、どうしても緊張でうまく話せそうにないってときは、思い切って正直「今緊張しています」と伝えてみましょう。伝えることによって緊張がかなりほぐれると思いますのでお試しあれ。
面接官も緊張しています
余談になりますが、実は採用担当者側も緊張しています。汗
「どんな人が会社に興味を持ってくれたのだろう?」「採用にうまく繋げられるだろうか」「正しい判断ができるだろうか」といったことを考えるとやはり緊張してしまうものです。
面接官も緊張していると思うと、ちょっと気が楽になりませんか?
面接官の合否判断基準って?
僕も面接官としてのたくさんの失敗をしています。当初は実際の業務をできるかどうか。スキルがあるかといった部分を重点的に見て合否判断をしていたのですが、どうもその時期は離職率が高かった。。
退職していく人のマイナス面の「クセ」みたいなのって退職前に良く出るなと思っていましたが、思い返してみると面接の時にその「クセ」小さく出てるんですよね。言葉で表しづらいいですが、「小さな違和感」みたいな感じです。ん?っていう感じ。
その違和感の原因ってなんだろうと考えてみると、やっぱり先ほど書いた「人としての基本の部分」だったりします。
面接とはお互いが分かり合う場です
面接とは、会社側が求職者を判断するという一方的な場ではないです。どういう事かと言うと、求職者もまた会社を見て、話しを聞いて、自分に合う会社なのかを判断する場。簡単に言うとお見合いみたいなものだと思います。もっと知りたい部分は質問すれば良いですし、質問は×ということはないと思います。自分に合う会社で働きたいですよね。
また多くの企業の採用担当者が合格を決める1番のポイントは「第一印象」と言います。ここから見ても身だしなみや挨拶、目を見て話すという基本姿勢が大切というのが分かると思います。
これをヒントにみなさんの採用面接が上手くいくことを願っています。
最後までお読み頂きありがとうございます。